2015年4月28日火曜日

両親ふたりで講座に参加する意味

ご両親がふたりで「ひきこもり脱出講座」に参加した方のご意見です。

二人で参加することで親同士がお互いを知る良い機会となり、感謝しております。ただ、同時に考え方の違いに驚くことも多く、この違いをどのように捉えたらよいか難しいと感じています。

両親の考え方は違って当然です。違って構いません。もし仮に全く同じなら、親はふたりもいらないでしょう。違いは、それをお互いに組み合わせる中で、より良い考えが生まれます。
しかし、お互いの考えが相反して拮抗してしまうと、前に進めなくなってしまいます。そのギャップを埋められないからです。

どうすれば、両親の考え方のギャップを埋め合わせることができるのでしょうか。
そのためにできることは、その違いを耕すことです。当初はABの意見が全く違っているように見えても、よく話し合っているうちに、どこか共通点が見出せたりします。あるいは話し合っているうちに意見が変っていくこともあります。その作業を夫婦間で行ってください。

でも、その作業はなかなか大変で痛みを伴います。夫婦ふたりだけだと、そこまで深めるだけの時間も気力も持てません。
そのような場合、どうぞご両親ふたりで参加してください。ふたりだけだと喧嘩になったり、どうしても遠慮して言いにくいことでも、グループの力を借りれば、両者の意見とも支えられ、安全に夫婦間の相違を耕すことができます。

それがグループの力です。

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