2013年9月27日金曜日

子どもからの視点

確かに今、私は動けなくてよどんでいます。
でも、そのことと親とは直接関係ありません。
母親は自分の育て方が悪かったと思い込んでいるんです。
たしかに小さいころ母は怖かったです。
ちゃんとした子どもに育てようと責任感が強かったのだと思います。
でも、良いんじゃないですか。特に子育てが悪かったとかはないし、別に親を恨んでるとかはありません。今の私の問題は私の責任ですから。

母親は今まで子育てしてきて築いてきた「私たち子どもの母親」というアイデンティティを捨てられないんです。
私はもうそんな歳じゃないのに。
私と母は似ている、、、と、母親は思い込んでいるみたい。
私とあなたは別の人間だから、、、と私は母に言いたい。言ってもわからないだろうけど。
そうやって子どもに依存してくる関係は正直なところ重たいです。
子どものことをほっておいて、自分のことを考えてほしい。
母親には自分の好きなように生きてほしいと思うのですが、今までずっと人のため、家族のために生きて来た人だから、「自分のため」といっても理解できないんじゃないかな。自分のアイデンティティを切り替えることができないのだと思います。

あなたの言うとおり。
とてもよく自分のこと、親のことをとらえられていますね。とても良いと思う。
確かにあなたは問題を抱えているかもしれないけど、それはあなた自身の問題。あなたが自分で解決する責任を持っているし、それを果たすことができると思いますよ。ちゃんとここまでわかっていれば。

でも、お母さんはまだ気づいていないですね。
子どもの問題で相談に来ているけど、本当はお母さん自身の内面の問題であるということに。
ある意味、「子どもの問題」とした方がお母さんにとっても楽なんですよ。
もちろん楽ではない、とても悩んでいらっしゃるけど、それは今までの「子どものための自分」というアイデンティティの枠組みの中での悩みですから今までやってきたことの延長線上にあります。

お母さんにとってもっと辛いのは、それを自分の問題と捉えなおすことなんです。
子どものことでは相談に来るけど、自分のことを相談しますというスタンスはなかなかとれません。
なぜなら、それはお母さんが自分自身に向き合うことであり、今まで築いてきた自分のアイデンティティを確認して、場合によってはそれを変更しなければならないからです。
それはとっても辛いのです。

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