2013年4月15日月曜日

人と関わる安心感

昨日は、親身にじっくりと父母や私の話に耳を傾けてくださり、感謝いたします。初めてお目にかかった先生なのに、母はとても安心していたように見えました。

先日、初めて相談にいらしたご兄弟の方からのお礼のメールです。
病院(クリニック)に行くってとても緊張します。
どこか痛いところ・具合が悪いところがあるから行くんだけど、どれくらい悪いんだろうか、心配です。
先生になんて言われるんだろう?先生から怒られないだろうか。

私は自分の子どもが小さい頃、眼科に連れて行ったときのことを思い出します。角膜ヘルペスだった。
症状が落ち着き、先生からは「また来週みせに来なさい。」と言われたのだけど、もう治った(と自己判断した)ので行かなかった。
翌年、同じような症状が出たのでまた受診したら、先生はカルテをひっくりかえして、
「前回、来なかったでしょ!ちゃんと来なくちゃダメです!」
と叱られてしまった。

医者の立場からすればそうなんですよ。ちゃんと言いつけを守って薬を飲んで、治療を続けなくちゃ、こっちは一生懸命治療しようとしてるのに、責任を持てません。そりゃ、そうなんだけど、患者の立場からすれば、せっかく勇気を出して来たのに、怒られて。。。
娘と相談して、その医者のところには二度と行くのを辞めました。

安心して話せること。とてもドキドキ、緊張する。なかなかホントのことを言いにくい。人と人との関わりにおける安心感。それが家族関係の中でもなかなか得られない。ましてや専門家の先生とは緊張しちゃってうまく話せない。そうではなく、人との関わりに安心できる体験。それがひきこもる人にも必要です。まず、治療者との間に確固とした安心感を築きます。それをもとに家族間における安心感を醸成します。それを当事者である子どもにも伝えます。

人と関わる安心感が得られずひきこもっている人たちに、人と関わる安心感を伝える。それによってまた人と関わるきっかけをつかむことが出来るようになります。


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