2013年2月4日月曜日

思い通りになる世界と、ならない世界

この土日は忙しかった。
良く言えば充実していた。
診療する時間は取れず、いのちの電話と家族療法学会の用事がダブルヘッダーで入っていた。
どちらも、私にとっては重要な所属組織であり、居場所でもある。そこに居ることがやりがいにつながる。
若い頃からずっと居すわっているので、好むと好まざるとに関わらず、長老クラス、つまり組織のかじ取りをする役割になっちゃった。
両方の組織にとって、斬新な提案をいくつかした。ずっと前からやっている提案やら、今回初めてもちかけた提案やら。いずれも、組織の今までのやり方をある意味根本的に変える提案だと自負している。家族療法でいうSecond Order Change。アクセルを踏むのではなく、ギアをシフトして動力が伝わる歯車のくギア比を変えるような根本的な変化を求める提案です。
確かにproactiveな提案ですよね。べつにそれがなくたって、十分に組織は持ちこたえるだろう。でも、長中期的にみれば、時代の変化に対応し、組織が生き延びるために絶対必要な提案だよ。

細かい内容はすっ飛ばして結論だけ言えば、それらの半分は受け入れられ、半分は否定された。
受け入れられた方は問題ない。よし!これから忙しくなるけど、みんな協働してがんばって遂行していきましょう!
問題は拒否られた方。どうしてわかってくれないの?根本の考え方は同意してくれているのだから、やってみればいいじゃない!今までの枠組みを崩すのがそれほどイヤなんですか?Risk takingがそれほど心配なんですか?
納得いかないなあ、、、ブツブツブツ、、、

まあ、冷静に考えてみれば、反対する気持ちもわからないではない。要するに慣れていないんですよね。文化の前提が違うんですよね。私の提案は時代を先取りしすぎているのかもしれない。日本人には受け入れられない心性なのかもしれない。私だけ飛び出しちゃっているんですか?

半分は思い通りになるし、良い仲間はいるから、私の居場所として居続けているのですけど。
もう半分は思い通りにならない、ムカつく世界。
もうイヤになって、撤退しようか、、、という気持ちがよぎらないわけではないが、それもしゃくだし。
とりあえず、地道にがんばりつづけ、説得し続けるしかないのかな。
それと同時に私の提案も組織が受け入れられるよう部分修正するしかないのかもしれない。

悩みどころです。


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