2012年11月8日木曜日

安心して傷つける


相談では、とても良くご自身と向き合われていたと思います。
日常生活ではなかなかそこまではいかず、つい避けてしまうものだと思います。特に悲しみ、不安、恐れなどの辛い体験があると、無意識のうちに心の「感情装置」をまるごと冷凍庫に入れて凍らせてしまいます。そうすればマイナスの感情を感じなくて済みますが、副作用として元気や自信などプラスの感情も感じなくなってしまいます。
親の元気や自信などの感情が復活すれば、子どもに必要なことをしっかり伝えることができるようになります。
叱り飛ばせば子どもは傷つきます。「あなたはダメよ!」と伝えるわけですから。
でも、あえて親が子どもを叱り飛ばすということは、「これだけ叱ってもあなたは大丈夫、傷つきに耐えられると思っているのよ」というメッセージも子どもに伝えることができます。
この子は親が叱り飛ばしても大丈夫なはずという親の安心感を子どもに伝えることが「安心して傷つけてあげる」という意味です。そうすれば親の安心感が子どもに伝わり、安心して今までできなかったことに挑戦する勇気を得ることができます。

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