2012年10月5日金曜日

私の文章の書き方

やっと原稿をひとつ書き上げた。
といってホッとするわけでもなく、次の原稿に向かわなければならない。
ホントに書きたいのは自分の本の原稿だけど、締め切りがある依頼原稿を優先せざるを得ない。自分自身の原稿にも動かせない絶対的な締切日を設定できれば良いのだけど。
でもこうやって追い立てられつつも、書くべき原稿があるということは幸せなのかもしれない。もし書くニーズがなくなっってしまったら、すごくつまらないだろう。

書きたいことはいっぱいあるけど、長い文章を書くのは苦手だな。論文くらいの長さ(原稿用紙40枚とか)でさえもプレッシャー。そりゃあ難しいですよ。誰でもスラスラ書けるわけではない。集中力と構成力が必要です。私は想像力と発言力はあると思うけど、構成力が弱い。
その点、短いのなら負担なく書ける。ブログくらいの長さがちょうど良い。書く方も書きやすいし、読む方も読みやすいよね。まず気楽に短いのをいくつも書きためて、それをまとめて論文なり本にしていくしかない。

<ネットのどこに書くか>
従来は本や学術誌に載せてなんぼの世界だったけど、これからはむしろネット記事の方が有効になるのかもしれない。ネットの各種伝達メディアをどう使うかが迷うところ。
長さ、保存性、内容によってTwitter、Facebook、ブログ、ウェブサイトを使い分けている。

  • Twitterは短い文章だしどんどん流れ過ぎて行くので、リアルタイムな思いを気軽に呟ける。
  • FacebookはTwitterとblogの中間の長さ。画像を入れないとアピールしない。これもTwitterと同様にタイムラインを流れていくので記事の寿命は短い。
この二つは内容はプライベートからマジメな話まで硬軟いろいろなトーンで書く。人によってもいろんな使い方してるようだ。
届ける対象は有限だ。私の場合300~500人くらい。だれに届いているか確認できる。Facebookは実名主義なのでどんな人か見当がつくが、Twitterはさっぱり見当がつかない。

ブログにはもう少し長い文章を書いている。届ける対象は限定されていない。パスワードをかけなければ誰でも読みに来れる。
オーブンだから読者層をもっと特定出来ないのだけど、僕の方で用途を特定している。
  • 私の公式ブログ(?)は精神科医としてクライエントに呼びかけるスタンスで。
  • 「弟子」が作ってくれたタム研ブログは研究者、スーパーヴァイザーとして若い専門家、支援者向けに
  • 個人ブログはプライベートな気持ちをモロ出し。カギ付きバージョンもある。
それぞれ読者も違う。
集客という意味ではこれらをまとめた方が良い。公式ブログとタム研ブログに書いた記事をTwitterやFacebookで紹介して飛ばせばそれぞれ別の顧客を流動させることができる。個人ブログはスタンド・アローン。



<デバイス:筆記用具は?>
デスクトップPC)自宅でもオフィスでもディスプレイを二枚使っているので広いし、キーボードだから入力しやすい。特に長い文章を遂行して仕上げるときには結局デスクトップを使うかな。

ノートPCApple MacAirの11inchを使っているけど、ほとんど文章入力のエディターなんだよな。
ブラウザとEvernote、あとはWordとPowerPointくらいしか使っていない。となるとスピードやブランドより軽さとキーボードの打ち易さがポイントとなる。どこでも持ち歩けるのが良いですね。
iPad)は活用されていない。タブレットは電子書籍を読んだり写真を眺めたりは良いのだけど、入力が今ひとつやりにくい。Macノートと重さもさほど変わらないので、こっちを持ち歩く必然性もない。

スマホ(iPhone)が注目ですね。画面が狭いし、フリック入力はだいぶ慣れてきたもののフルキーボードの便利さには到底及ばない。でも若い人たちはすごいよね。長い文章も厭わずにすごい速さで入力している。慣れてもっと使えるようにしたいかな。
手書きノート)アナログも捨てたもんじゃないですよ。モレスキンと万年筆をいつもカバンに忍ばせて、ちょっとぜいたくな気分で書きたいときには、あえてデジタルを避けて手書きにする。ボールペンや鉛筆ではオフィス仕事になってしまう。文筆家じゃないけど気持ちを文字に移していくのは手書きが一番だ。この2年間でモンブランの50ml入りのインクボトルがもうすぐ空になる。クリニックでカルテに記入するときに使っているんですよ。ブログなどにアップするためにA/D変換するという手間がかかるのだけど、やる意味はあるかな。


<どこで書くか>
自宅とオフィスではデスクトップを使うのでしっかり書けます。でも、なんだかお仕事しているみたい。
むしろノマド風に外で書いた方がアイデアは浮かぶんですよ。
ノートPCを持ち歩くとしたらカフェとか。スタバはちょっと狭くて落ち着かない。西麻布だとボンダイカフェの雰囲気がいいですね。新宿や渋谷でもお気に入りの場所が欲しいのだけどなかなか見つかりません。広尾の有栖川公園にある都立中央図書館も平日なら空いてるしPC用コンセントも用意されているのでお勧めです。
移動中の交通機関も良いかな。何もせずにボーっとできないたちなので、寝るか、呑むか、読むか、書くか。新幹線は良いですね、東海道新幹線は電源ついてるし。でも東京~大阪の無線LANは遅い、遅い。もう少しどうにかしてくれないと。在来線も良いのだけどけっこう揺れが大きいので、あまり長い間やってると気持ち悪くなってくる。そういう意味ではあれだけのスピードでも揺れが少ない新幹線は偉大ですね!
空港ロビーや飛行機の中で。エコノミー席だと狭い空間との闘いになる。でも比較的長時間集中できるという点では良いですね。飲んじゃって寝るか、酒を我慢して書くかのどちらかです。
出張先のホテルのバーも落ち着きますね。カウンターでバーボンのロックを飲みながらというのが気分が良い。飲み始めはイマジネーションが走るのだけど、そのうち酔っ払ってダメになる。時々結婚式の二次会みたいな客が騒がしい時は撤退するしかない。
スマホを使うのが通勤電車と自転車通勤中。ポケッとしてると、ひょいとアイデアが出てくる。その断片が消えないうちに記録するのはiPhoneのPostEverというアプリが良いんですよ。すばやく立ち上げ、すぐに書けます。それを送信すれば自動的にEvernoteに入ってくるわけ。
寝ているときにもアイデアは出てきます。寝入りばなは、ほとんど即死状態なのであまり出てこないのだけど、夢の中とかにリアルなアイデアがヒョイと出るときがあります。あ、これはいい、覚えておこうと夢の中で思っても、朝になったらたいてい忘れています。

<ソフト>
Twitterはスマホが多いですね。PCで書いても良いのだけど、その習慣がないというか、せっかくPC広げるならブログに書かなくちゃみたいなところもあって。
FacebookはスマホとPC半々でしょうかね。写真をアップするには、スマホのiCloud経由でPCからアップします。
ブログは直接打ち込んでも良いのだけどエディタを使うかな。

以前はいろいろなアウトラインプロセッサ、アイデアプロセッサを使っていたけど、最近はEvernoteがマイブームかな。思いついたら複数のPCもしくはスマホからクラウドに上げて、後でPCで成形して原稿化するスタイル。

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