2011年12月2日金曜日

やりがいのある面接

今日は、開院以来はじめて4コマの面接時間帯がすべて埋まった。
4人(家族)連続して面接。
とても疲れました。でもそれは心地よい疲労感。
どれも、ある意味たいへんな、問題解決の道筋は並大抵ではない方ばかり。
もし短時間の面接で、薬を処方するだけの治療なら不全感(ストレス)がかなり残ったでしょう。
これが私が本当にやりたかった心の支援のカタチです。丁寧に、じっくり向き合ってお話を十分に掘り下げてゆきます。人が生きる苦悩と幸せは、並大抵ではない。「疾患」、つまり脳代謝の異常とラベルして、薬物で治そうとしてもうまくはいきません。
日常会話では避けて通るべき、傷つきやすさの根底にある原体験に伴う深い感情(悲しみ、不安、恐怖、自責、自信喪失)に迫り、根底からエンパワーしていく。安全な環境を造り、そこまで深く迫ることはとても消耗します。でも、そこにやりがいを感じます。

0 件のコメント:

コメントを投稿